俳優・奥田瑛二が「風の外側」(2007)以来、約6年ぶりにメガホンをとった監督第5作。東日本大震災を題材にしたオリジナル脚本で、宮城県南三陸町出身の男女が心の拠りどころを失い、過去の罪を背負いながらも再生に向かう姿を描いた。夫が病気で倒れ、保険外交員の仕事を始めた今日子は、家族との幸せな時間を取り戻すため、やむなく上司と関係を持つが、逆に家族から非難され故郷を追われる。一方、暴力的な父親から母親を守るため事件を起こし、少年刑務所に服役していた修一は、刑期を終え、東京へ出て町工場で働き始めていた。同じ故郷の南三陸町を離れ、東京で新たな生活を始めた2人だが、東北地方を中心に大震災が起こり……。奥田監督の次女で女優の安藤サクラが今日子を、安藤の夫で俳優の柄本佑が修一を演じている。
《今日子和修一的场合》的别名有:Case of Kyoko Case of Shuichi。