落語家の林家たい平が企画・主演・落語監修を務め、落語の中でも有名な噺の数々をストーリーに取り入れて描いた人情時代劇。ある事情から噺家修行をあきらめたたい平は、深川の長屋に流れ着く。たい平はそこで、奉公先でいじめられたことから心を閉ざしてしまった少年・貞吉に出会い、ひょんなことから落語を教えることになる。貞吉はずっと憧れていた落語の稽古に打ち込むことで笑顔を取り戻していき、そんな貞吉の姿を見たたい平も、次第に気持ちに変化が訪れる。浜田省吾やユニコーン、ポルノグラフィティなどのミュージックビデオを手がけてきた板屋宏幸が映画初監督を務めた。