住宅街で起きた猟奇殺人事件を軸に、記憶を失った刑事と彼を支える恋人の愛を交錯させながら描いたサスペンスドラマ。とある閑静な住宅街で、手首を切り落とされた他殺体が発見された。捜査が行き詰まりを見せる中、捜査一課の刑事・小林は過去に自身が関わった事件との共通点に気づく。しかし何者かに襲われて重傷を負ったことをきっかけに、彼の記憶は断片的に失われていく。実は小林には、幼い頃に両親を殺害されたという過去があった。本作が長編デビュー作となる新人監督・片元亮が、兵庫県伊丹市の人々の協力を得て手がけた自主制作作品。