第148回直木賞を受賞した朝井リョウ氏の「何者」が、三浦大輔監督(「愛の渦」)のメガホンにより映画化されることになった。配給大手の東宝が12月10日、東京・有楽町の同社で行われた2016年度のラインナップ発表会で明らかにした。
「何者」(新潮社刊)は、小説すばる新人賞に輝いた「桐島、部活やめるってよ」で文壇デビューを果たした朝井氏が、2012年に発表した意欲作。御山大学に通う大学生5人が、就職活動対策として集まるようになるが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする本音や自意識が、次第に関係性を変えていく。
同作は、主人公の二宮拓人を軸に、神谷光太郎、田名部瑞月、小早川里香、宮本隆良の5人のやりとりを中心に展開されていく。脚本は、三浦監督が執筆。この日はキャストの名は明らかにされなかったが、後日発表を予定している。
「何者」は、2016年秋に全国で公開。